
私 の 信 条
Reach for the sky !
Can I have a copy of your dissertation, so that I can add it to the other ones from my students ?
既成を越え、未踏の空へ!
君の博士論文を、私の大切な学生たちの業績に加えたいから、一冊送ってくれないか?
—— 1999年3月15日、William D.Bygrave教授からいただいたメールの一部より
私は、かつて米国バブソン大学大学院(Babson College Graduate School)から客員研究員として招聘していただき、研究の日々を送ったことがあります。その後、日本で博士課程を修了し、博士(経営学)の学位を授与された際、かつての恩師であるWilliam D.Bygrave教授へメールで報告を送りました。その翌日に届いたのが、冒頭の言葉でした。今も私の心の真ん中に、確かな温度を持って残っています。
私の恩師は、世界的なアントレプレナーシップ研究の第一人者であるばかりでなく、自らもベンチャー企業を興し、上場へと導いた実績の持ち主でもありました。包容力と厳しさを併せ持った恩師からは、まさに“アントレプレナーシップとは何たるか”を直接ご指導いただきました。
米国での研究生活は、決して楽しい日々ばかりではありませんでした。論文の執筆に際し、試行錯誤と挫折を繰り返す中で恩師から受けた励ましは、今では実になつかしい良き想い出となっています。
Reach for the sky ! 既成を越え、未踏の空へ!
この言葉は、心血を注いだ研究が実を結び、博士の学位を授与されるに至った教え子への心からの称賛である以上に、これからの人生において、常に高く、自由な視座を持ち続けることを説いた、恩師からの究極のエールでした。私はこの教えを、日本の中小企業経営の現場、そして新たな事業を立ち上げようと挑戦する人たちへ還元しなければならないと考えています。
本来の経営、そしてイノベーションとは、これまで積み上げてきた既成概念を越え、未だ誰も足を踏み入れていない「未踏の空」を描くことにあるはずです。私は、皆様が持っている潜在的な力を解き放ち、不透明な時代の閉塞感を突き抜け、独自の価値を社会に問うための「理論と情熱」を提供することを自らの使命としています。
私がクライアントの皆様の経営を支えるとき、常に自らに問いかけていることがあります。
「私は、クライアント様の経営を、この空のように高く、自由な視座から支えられているだろうか…」と。
恩師が私に授けてくれた「Reach for the sky !」という精神。
私は、この高い志を具体的な価値へと変え、皆様に届けるために、三つの心構えを自らに課しています。
私の行動指針:三つの誓い
一、信頼関係を礎とし、誠実に課題を共有いたします
何よりも互いの信頼関係を重視し、クライアント様と誠実に向き合います。表面的な数字や理論に終始することなく、現場の苦楽を分かち合い、真の問題や課題を深く共有いたします。
一、現場の歩みに寄り添い、実践的なアプローチから課題を解決いたします
研究者として培った論理的思考を、決して机上の空論にはいたしません。恩師から叩き込まれた「アントレプレナーシップとは何たるか」を常に自問しながら、経営や企業の最前線で皆様と共に泥にまみれ、その企業にしか成し得ない「独自の解」を具現化します。
一、未踏の空を目指し、不撓不屈(ふとうふくつ)の精神で伴走いたします
変革や創業の道のりは決して平坦ではありません。しかし、かつての私が挫折の中で恩師に支えられたように、私もまた、理想の姿を実現するまで決してあきらめません。未踏の空へ向け、情熱を持って共に歩み続けます。
私は、未知なる領域へと挑む中小企業の皆様、そして志を抱き一歩を踏み出そうとしている挑戦者の皆様と共に、その高く澄み渡った未踏の空を目指す伴走者でありたいと願っていますし、あり続けることをお約束いたします。
株式会社アントレプレナーシップ研究所
代表取締役 原 憲一郎